人生何が起こるか、本当にわからない。
なんていうのは、インタビューなどでよく耳にするフレーズだけど、
今まさにこの言葉を心から口にできる状況です。
ここまで予想しなかった出来事は、人生で初めてかもしれない。
29歳、坪井安奈。
この度、シンガポールを拠点に活動をしていくことになりました。
無事にビザもおり、すでにシンガポールでの新しい生活を始めています。
先に言っておきますが、「結婚」ではありません(笑)。
たしかに年齢的にも、次に自分に訪れるであろう転機は、「結婚」かなと思っていました。
でも、それは具体的なプランがあったわけではなく、
「就職」や「転職」を経て、なんとなく「次は結婚なのかしら」と思っていた程度。
ところが、実際に29歳に訪れた転機は全く別ものでした。
シンガポールを拠点に、新しいお仕事にチャレンジさせていただくことになったのです。
なんと。
これは私の未来予想図には1ミリも描かれていなかった。
まさに、新しい地図です。
結婚はむしろ遠のきましたかね(笑)。
目の前に広げられた選択肢が真っ白すぎて怖い。
怖すぎる。
けど、面白そうすぎる。
今、まさにそんな感情です。
ただ、思い返せば、これまでの人生でも転機と言える出来事はたくさんありました。
志望の高校に落ち、女子校に通うことになったこと
志望の大学に落ち、一人上京することになったこと
就職浪人を経て、出版社に入社したこと
出版社を辞め、タレントに転身したこと
いずれも、予想していた出来事ではありませんでした。
でも、最終的に次に進む道を決めたのは、自分自身。
転機は「決断して初めて訪れる」のだと、今改めて感じます。
いや。
決断してなお、
「それをプラスに変えようと進み続けることで、後から転機だと知る」
のかもしれません。
よし。
いつか振り返った時に、今回の決断が最高の「転機」だったと思えるよう、
ただ、ただ、前を向いて歩き続けよう。
あまりに予測できない自分の未来に怖気づきそうにもなるけれど、
人生1度きりだからこそ、
いただいたチャンス(と同時に押し寄せるプレッシャー)から目をそらさず、
自分の運命に正々堂々と向き合って生きていこう。
タレントとしては、引き続きサンズエンタテインメントに所属しながら続けていきます。
そちらも温かく見守っていただけると嬉しいです。